FUJIFILM EF-X20のディフューザーとバウンスを考える

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EF-X20の調光性能は?

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富士フィルムのクリップオンフラッシュ「EF-X20」を愛用しています。
コンパクトでデザインも気に入っているのですが、不満点が2つあります。
「専用のディフューザーが無い」ことと「バウンス撮影ができない」点です。
デザイン重視のフラッシュなのでバウンスできないことはしかたないですが、ディフューザーはほしいところですね。
ということで、EF-X20の活用幅を広げるためのアイテムを探してみました。

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X-Pro1 + XF35mmF1.4 R
1/1.3 秒 f/8 ISO200 WBオート 露出補正±0 (未トリミング、無補正)

まずは室内光のみでの撮影です。
影の雰囲気が分かるようにF8まで絞っています。(JPEG撮って出し)
白いテーブルにフィギュアを乗せ、光源は上部シーリングライト1灯、後ろはオフホワイトの壁紙で、少し暗めの普通の室内環境のままにしました。
写真が少し暗いですが、差が分かり易いように無加工にしておきます。
絵は自然な感じですね。ホワイトバランスも正確です。影は上部からのライトで右下に落ちています。

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1/53 秒 f/8 ISO200 WBオート 露出補正±0 TTL AUTO±0 (未トリミング、無補正)

次にフラッシュ直焚きでの撮影です。TTLオート0で撮影しました。
撮影距離は40cmくらいなのですが白飛びすることも無く、フラッシュを焚いたというよりライトを当てたような雰囲気です。
やはり富士のフラッシュは調光性能が優秀ですね。調光指定もダイヤル式で扱いやすいので、じっくり調整すればかなり追い込めると思います。
しかしテーブル上の影は消え、後ろの壁に影がかなりくっきり落ちています。この影をぼかすためにディフューザーを使ってみたいと思います。

アクリルパネルでディフューザープレートを制作

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外部フラッシュには専用のディフューザーが売っている機種も多いのですが、EF-X20には残念ながら販売されていません。
近い大きさのものをゴムバンドで取り付けたり、布製のものも考えましたが、せっかくかっこいいEF-X20にはスマートじゃありません。
ということで乳白のアクリル板で簡単なプレートを制作することに。2mm厚くらいのものを探したのですが、3mm厚の端材が安かったのでとりあえず試してみました。(20cm角で330円でした。)
アクリル板はPカッターで簡単に切れます(厚みの半分くらいまで溝を掘って割ります)。その後ヤスリと耐水ペーパーで角を落として完成。制作時間は15分くらいです。

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こんな感じにフラッシュから5cmくらい離して撮影をしてみました。

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1/53 秒 f/8 ISO200 WBオート 露出補正±0 TTL AUTO±0 (未トリミング、無補正)

先ほどと同じ設定ですが、ずいぶん違う絵になりました。ホワイトバランスがかなり違いますが、こちらの方が自然に見えますね。
特に影のボケ具合は非常にいいですね。思った以上の効果でかなり嬉しかったです。
3mmの厚さが良かったのかな?

ミラーバウンスにチャレンジ

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可動しないフラッシュをバウンスさせる時に使われるテクニック、ミラーバウンスを試してみました。
フラッシュの前に45度の角度で鏡を置いて、光の方向を天井に向けます。

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1/53 秒 f/8 ISO200 WBオート 露出補正±0 TTL AUTO±0 (未トリミング、無補正)

おお~。バウンス撮影時の上からの柔らかい光の雰囲気がちゃんと出ています。影も下方向に柔らかくボケていますね。ホワイトバランスもいい感じです。
手鏡ひとつで撮影の幅が広がりますね。これだと縦位置でも使用できるので色々使えそうです。
しかしデザインを重視しなければバウンス可能なEF-20を選ぶのが良いかもしれません。

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比較してみると個人的には「バウンス」が一番いい雰囲気ですね。造形の立体感がちゃんと出ています。ちょっとトーンを補正してやると良くなりそうです。
でもディフューザーもかなり使えると思いました。外での撮影などでバウンスが出来なかったり、バウンスさせる天井や壁面が白じゃない状況などでは心強いですね。

鏡をスマートに持ち歩く

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カメラを持ち出す際にも鏡があればいいなと思い、レザーカバーの付いたミラーを作ってみました。
男性の私は普段鏡を持っていないので100円ショップなどでカバー付きの鏡を買ってこようかとも思いましたが、「蓋を開ける動作が面倒」「プラスチックがカメラにカチカチ当たるのがイヤ」「ガラス製の鏡は割れるかも」等の懸念がありました。
そんな風に考えていたときに、以前別の工作で使った残りの「ステンレスの鏡面板」があることを思い出し利用しました。
これだとミラーがムキ出しでも割れることはありません。1mm厚なので薄く丈夫です。
ステンレス板のエッジがカメラに当たらないようにレザーカバーを付けたので気兼ねなくサッと出してパッと撮れます。当然鏡としても使える優れもの。
傷防止に表面には液晶保護シートを貼っておきました。シートを貼れば傷が付きやすい樹脂製の鏡でもつくれそうですね。

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後ろにはアクリルディフューザー用のポケット付きです。このセットだとバッグの隙間にも入ります。
次はこれらを使って、コンデジの内蔵フラッシュの調光を試してみたいと思います。

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