先週「TZ60」のレザーケースを作ったのですが、やはり作り直したくなったので今度は出来る限り丁寧に作ってみることにしました。今まではなんとなくで作っていたのですが、今回はプロの作品や市販品をしっかり観察して、仕上がりと製作工程を考えてから着手。
前回との違いは「1枚革ではなく表裏の2枚合わせにする」「ステッチを細かくする」「ストラップ環はカメラを利用する」の3点です。せっかく作り直すので1mmの黒のヌメ革を新たに購入し、型紙も作り精度をアップさせました。まずはパーツを切り出し2枚を接着してコバを処理。後は目打ちを打ってひたすら縫うだけです。
しかしここでミスってしまいました。先に底板に目打ちを打って、側面パーツとのコーナー部分(穴の位置)の調整をしようと思っていたのですが、調子に乗って先に側面に目打ちを打ってしまいました。ということで縫い合わせは力技で乗り切ります。
ステッチは3mmの菱目打ちで「エスコード(細)・エンジ」を使いましたがちょっと細いかな？太めのステッチが好きなので、今度は「中細」にしてみようと思います。
で、なんとか完成。前回より時間をかけたかいもあり、前後は自分でもそこそこ納得のいく出来になりました。やはり仕事を焦ってはいけませんね。
しかし底面が残念な出来栄え。ステッチが波打っているのとコーナー部分のピッチの細かさが特にひどい。初めてちゃんと「駒合わせ縫い」にチャレンジしてみましたが難しいですね。まだまだ練習が必要なようです。まぁでも底はそれほど目立たないので今回はこれでOKとしたいと思います。うーん、おしかったです。次の課題です。
カメラを入れるとこんな感じ。ケースというよりジャケットという感じですね。あと1mmくらい背が高くても良かったかな～。
ストラップは「KING ネックストラップ カラーコレクションCCLS-01 BLACK」にしました。先にストラップを買っていたので、ステッチをエンジにしたんです。結構マッチしていませんか？
あと2～3個作れば速写ケース作りもなんとなく掴めそうな気がします。ストラップを交換する時か、新しいカメラを買ったらまたチャレンジしたいと思います。次は「ネイビー」か「カーキ」の革で作ってみたいです。
私は普段仕事でパソコンばかりいじっているので、レザークラフトは良い息抜きになります。カメラ好きの方にもオススメできる趣味だと思いますので、気になる方は是非チャレンジしてみてくださいね。
