コーデュロイの色あせは宿命
コーデュロイって色あせというか、色抜けがしやすい素材ですよね。ラベンハムのジャケットが好きで数着持っているのですが、その1着の色あせが結構すごいです。マメに洗濯するのも影響しているかもしれません。
「コーデュロイの多少の色あせは風合いだ」という方も多いですが、紺色が白っぽくなっているのでちょっと気になります。お直しに出せばよいのでしょうが結構価格が高そうなので、今回は自分で補修してみることにしました。
染料といったらダイロン
家庭で染色といったらダイロン一択でしょう。以前スカーフを染めたことがあったので「ダイロンプレミアム」の黒が残っていました。この黒の染料は中に青の染料も入っているので「しっかり染まらなければ逆に紺になるかも」と予想しています。(黒の染料は赤が入っているものもあるのでモノによっては茶色っぽくなる場合もあります)
浸すんじゃない、塗るんだ
本来ダイロンは鍋やバケツに染色水を作って浸して染めるんですが、今回はコーデュロイのパイピング部分だけなので筆塗りをしてみたいと思います。ミニボウルにダイロンをティースプーン2杯くらいと、塩を結構多めに投入しました。それをお湯で溶くのですが「塩多すぎ&ぬるま湯」だったので塩が溶け切りませんでしたが気にせずいきます。
ダイロンは樹脂も染まってしまう場合があるのでステンレスのシンクが一番安全です。他に飛び散らない様にビニールの中で慎重に作業をしました。
襟周辺の色抜けが一番ひどく、もはや白に近いです。まんべんなく塗り終えましたら1時間くらい放置。本来つけ置きで染める時は時々撹拌しながら1時間くらい置いておくので、なんとなくそれに合わせておきました。1時間たったらしっかりすすいで干すだけです。(塩が付いてますがスルーで)
染色の結果は?
結構キレイに染まりました。変に真っ黒にもならずちょうどい感じです。コーデュロイの風合いも消えずに自然な感じで大成功です。もっとしっかり染めたい方は、複数回繰りかえすのが良さそうです。
襟周りもキレイになりました。本来の使い方とは違いましたが、筆塗りでも結構ちゃんと染まってくれました。今回色止めはしていませんので、このまま使用してどれくらいでまた色あせするか試したいと思います。早かった場合は同じ様に補修して、色止めも行った方が良いかもしれません。同じ様にコーデュロイの色あせで悩んでいる方は参考にしてみてください。
※ラベンハムの素材はコーデュロイ部分が「綿」で、あとは「ポリエステル」なので他が染まってしまうことは無く気楽に作業ができます。でも服を染めようと思った時は「服の素材」と「ダイロンの種類」の組み合わせをしっかり確認してくださいね。(ダイロンには「プレミアム」と「マルチ」の2種類あって使い方と染まる素材が違います)