娘がイラストを描くのにトレース台(ライトボックス)を欲しがっていたので市場調査をしたところ最安値で4,000円くらい。もっと安いものも有ったのですがそういうものは、片側だけにLEDが仕込まれていて全面が光らないタイプでした。私の学生時代は蛍光管のでかい箱で20,000~30,000円ほどしていたので「安くなったなー」という印象です。雑誌の付録に付いていることもあるそうでビックリです。しばらくネットで色々情報収集していると自作している人も多いので、4,000円より安くできるならと自作してみることにしました。
知識の有る方はLEDを単体で買ってきて電子工作される様ですが、私は全く分からないので既製品を組み合わせて作ることに。材料は「USBタイプのLEDテープライト(2M)」「A4のファイルケース」「まな板シート」「アルミの油はね防止ガード」。LED以外は100均で買ってきました。
作りかたはいたってシンプルです。ファイルケースにレフ板(放熱もかねて)代わりのアルミシートを両面テープで貼り付け。アルミ板はハサミでカットしましたが、切り口が非常に鋭利になるので少し端を折り返しておく方が良さそうです。
あとはLEDテープを折り返しながら貼り付けるだけです。あまり鋭角に曲げると熱を持ちそうなので大きめのカーブにする方が良いでしょう。
最後にまな板シートをカットし上に乗せ、遮光もかねた黒いテープで縁をとめれば完成です。まな板シートは描き心地の安定と光の拡散用です。
LEDテープはUSBタイプにしたので、USBのAC変換プラグやモバイルバッテリーでも動作します。
パソコンのUSBでも動作しますので調べ物しながらのお絵かきも可能です。撮影用に暗くしましたが、目に悪いので使用時は部屋を明るくしてくださいね。
肝心の性能はというと、コピー用紙に書いた鉛筆書きがシリウス水彩紙にはっきり透過するレベルです。光方のムラも気にならないくらいなので充分使用できそうです。材料費は約2,300円だったので約半額でできた感じですね。基本的に下絵を写し取る短い時間しか使わないので我が家では充分ですが、長時間使われる方は市販の物を購入するのが使い勝手や安全面でもオススメです。