ねんどろいどの首が折れた!ジョイントをオビ球で代用

ねんどろいどの首が折れた!ジョイントをオビ球で代用
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ねんどろいど「サイタマ」先生の頭を付け替え中に首がポッキリいってしまいました。ジョイントだけ購入できるのか調べてみると「グッ鉄カフェ」という所でたまに売られるが都市伝説レベルらしいので代用品を探してみることに。
まずオークションでジャンクパーツなどを探してみましたがジョイントだけの出品は現在見当たらず。おそらく頭パーツだけ購入して部品取りというのが一番安そうですがジョイント1パーツで数百円を払うのはもったいないです。そこで代用品を自作してみることにしました。

オビ球とプラパイプで代用品を作ろう

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いろいろなブログで先人の知恵を参考にオビ球(オビツボディ用ジョイント)と「WAVEプラ=パイプ肉薄(外形4mm、内径3.2mm)」を購入しました。ねんどろいどのジョイント軸径は約4mmでオビ球の軸径は約3mmです。この差を埋めるのにマスキングテープや虫ゴムで軸径を調整する方が多い様ですが、どちらも長期的には緩みや変質などの不安があるのでプラパイプで太らせることにしました。

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ためしにプラパイプを差し込んでみたところサイズはぴったり。適度な摩擦でしっかり保持されています。首がまっすぐで可動しなくて良いなら4mm径のプラ棒を使うのが一番早いですね。

接着不可?オビ球の素材に注意しよう!

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買ってから気づいたのですが、オビ球はオス側とメス側で素材が違います。プラモデルなどは一般的にPS(スチロール樹脂)とABS(丈夫なので主に稼働部等)が使われています。てっきりどちらもABSだと思っていたらメス側は見慣れないPOMという素材。「POMってなんやねん」と調べてみると「ポリアセタール」という樹脂で、丈夫だけど難接着の素材のようです。
オス側はABS用の接着剤(タミヤセメントABS用)で着けることができますが、POMは着けることができないようなのでパイプの方をスチロール用の接着剤(タミヤセメント)で溶かして保持することにしました。

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プラモデル用の接着剤は樹脂同士を溶かして接着するものです。つまり溶接みたいな感じですね。オス側(ABS)は問題無いですがメス側(POM)は溶けてくれないので、パイプ側を溶かして変形させ「カエシ」の原理で抜けない様にヤスリで深めに傷を付けておきました。

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乾燥時間は2~3時間あればいいと思いますが、心配なら半日くらい置いておけば良いと思います。プラパイプは軸より少し短めにしておきましょう。(プラパイプは肉薄なのでカッターで簡単に切れました。)

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最後に少し飛び出してる軸をクッキングペーパーをあてながらアイロンで潰します。アイロンビーズの要領ですね。中温でやったところABSはきれいにいきましたがPOMは糸を引く感じでゆるく潰れました。POMには温度が高すぎたのかこういうものなのかは分かりませんが、とりあえずこれで抜け落ち防止にはなると思います。

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最後はヤスリなどで形を整えて「オビ球式ねんどろいどジョイント」の完成です。よく見るとメス側(左)のパイプがヒケてますね。溶けて軸側のキズ部分に樹脂が流れたせいかと思います。

オビ球式ねんどろいどジョイント異常なし!

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さっそくジョイントを付けてみました。頭側は精度の高いABS側を差し込みました。オビ球は8mmサイズを使用したのでねんどろいどジョイントとほぼ一緒です。ただ色は「ホワイティ」を選んだので少し薄かったですね。ナチュラルの方が良かったかな?

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ボディにも差し込んでみたところ半挿しでも保持されるくらいピッタリサイズです。

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最後まで差し込んでみました。見た目ほとんど純正品と変わりないですね。何度か抜き差ししてみましたが、プラパイプが軸から抜け落ちてしまうことも無く中々良い感じです。

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首の上下稼働も問題ありません。今度作る時はもう少しキレイに仕上げたいですが、この方法ならジョイントが量産できるので一つの選択肢にいかがでしょうか。
オビ球のオス側(ABS)とプラパイプの接着は問題無いので、片側だけ太らせる必要のある「オビツろいど」を作る時に最適な方法かもしれませんね。

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