3dsmax2014 + V-Ray2.40 用のレンダリングサーバーを自作

3dsmax2014 + V-Ray2.40 用のレンダリングサーバーを自作
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レンダリングサーバーを自作

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今年の前半はWeb制作のお仕事が多かったのですが、最近CGパース制作の案件も増えてきました。
今まではPC1台でがんばっていたのですがレンダリングになってしまうと他の作業ができないのでサーバーを1台組むことにしました。
構成は、

・ケース:Antec THREEHUNDREDTWO-AB
・電源:ANTEC EA-650 PLATINUM
・CPU:Intel Core i7 3770 3.4GHz
・マザー:GIGABYTE GA-B75M-D3H/A
・メモリ:CFD DDR3 PC3-12800 4GB×2
・HDD:Western Digital 1TB×2
・OS:windows8 64bit

その他小物を合わせて約8万円くらい。レンダリング専用なのでドライブやビデオカードは付けませんでした。
自作PCもパソコン自体が安くなって1部の人々しか利用しなくなってきましたが、パワーのあるマシンを安く手に入れるにはまだ有利ですね。
もう少し価格を抑えることもできそうですが、メインマシンが不調になった時に入れ替えられるような構成にしました。

若干のトラブル

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とりあえずサクッと組んで設置。
ドライブなどが何も無い奥の方がサーバーです。こうやって見るとメインマシンのフロントファンにホコリがたまってますね。windows8のシャットダウンが分からず焦るということはありましたが、組上げからOSのインストールまでは問題なくスムーズにすみました。

しかし3dsmaxのインストールで1つめのトラブル。
USB2.0外付けDVDドライブでインストールしようとしましたがエラー連発。windows8のインストールは問題なかったのですが、3dsmaxの場合は読み込み速度が遅いのが原因のようでした。
結局メインマシンからドライブをはずしてインストールという面倒くさい工程を経て無事インストール終了。
3dsmaxって2013以降、異常にインストールに時間がかかるようになったのですが私の環境だけでしょうか?
(2時間くらいかかります)

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次にV-Rayで2つめのトラプル。
V-Rayをインストールするときにドングル用のドライバーもインストールされるのですが、windows8の環境で「ワイブキーネットワークサーバー」が立ち上がらない状態に。(メインマシンのwindows7では問題なし)
結局、ワイブキーのドライバーを一旦削除して「Wibu Systems」のホームページから「WkRuntime64.exe」をダウンロードして入れ直すと動作しました。
フローティングライセンスでV-Rayを使用しないなら不要なソフトですが、ちょっと気持ち悪いので「windows8 + V-Ray」の環境の方は最新のドライバーが良いようですね。

レンダリングの性能は?

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とりあえずテストシーンでレンダリングを試してみました。

・3dsmax2014 + V-Ray2.40
・ポリゴン数:663,964
・GI:Irradiance map(Medium) + Light cache
・ライト:HDRI、V-Ray Light ×2、IES Light ×4
・レンダリングサイズ:3550pix × 2500pix

結果

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クライアント1台:95分20秒
クライアント+サーバーでディストリビュート:49分25秒

CPUは同じものを積んだのでほぼ1/2に短縮できそうです。イラディアンスマップの計算などはクライアント1台で行うので単純に半分の時間にはなりませんが大きな戦力です。
サーバー1台の場合はクライアント1台と大差ないかと思います。
最近はPCパーツも安定してて相性問題などもあまりなく自作しやすくなった感じがします。
あとは事務に使用しているPCがXPで来年春にはwindows8に移行しないといけないので、その時はMini-ITXで組んでみたいと思っています。

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